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2009/10
27
[ #617 ]

海の稲妻(上) 神坂次郎著

海の稲妻〈上〉十郎太の巻海の稲妻〈上〉十郎太の巻
(1998/02)
神坂 次郎

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戦国時代、紀伊の国の地侍、津田某の子「十郎太」の話。
上巻では、種子島で生まれ、育ち、そして堺の町で自由に暮らし、
傭兵として戦国の世に出ていった、若い時代のことが描かれている。

信長や秀吉の傭兵として、無類の強さを発揮する一方、
海を自由に行き出来、誰にも仕えないという「自由」な立場の人間として、
領地・権力争いに明け暮れる戦国大名を冷ややかに見つめる。

そんな心は、堺の商人である、山上宗二や千利休とも通じる面があり、
血で血を洗う領地・権力争いをする戦国大名たちとは
違った「仲間」意識を共有していく。

しかし、冷ややかに見ていた織田信長に、
自分の故郷である紀伊の国を力で制圧され、
故郷は家族とともに滅び、「十郎太」は堺へ落ち伸びる。

時代小説でよく描かれる戦国大名とは違った世界観を持った人を主人公にし、
自由に、束縛されずに生きる、快男児を描いた作品。

というのが狙いだったのだろうが、
自分にとっては、そこまで魅力的には読めなかった。

作者自身がそこまで意識したのかは分からないが、
現代における政界や経済界における醜い争いからは一線を画し、
サラリーマンよ、もっと自由に生きろ!
という「お説教」的な意図を感じてしまった。

たぶん、自分はちょっとひねくれているので、
読む人が読んだら、面白いのだと思う。

CM(0)TB(0)URITOP

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