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2009/10
15
[ #607 ]

天翔ける倭寇〈下〉 津本陽著

天翔ける倭寇〈下〉 (角川文庫)天翔ける倭寇〈下〉 (角川文庫)
(1993/11)
津本 陽

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戦国時代、「倭寇」となって明へ飛び出して行った
紀伊の国の若者たち。

庇護者となった海賊のもとで、目覚ましい活躍を見せるも、
独立を夢見て、その資金の欲しさに、
庇護者のもとを無断で離れ、財宝を探す旅に出る。

途中、海賊制圧を目論む明の軍隊に遭遇しつつも、
ついに見たこともない大金を手に入れた。

というところまでは良かったが・・・。

土民の反乱、際限なく現れる明の軍隊。
次第に疲弊し、戦闘に倒れていく倭寇の面々。

何とか、もとの庇護者の仲間と一緒になろうとするが、
ついに全滅か・・・。

そんな結末。

最後までハラハラドキドキ。
何とか無事に紀伊の国まで帰ってきて欲しかったが、
そんなハッピーエンドではなかった。

読んでいて、自分の脳裏によぎったのは日中戦争。

最初は連戦連勝だった日本軍。
が、広大な中国で、制圧できたのは都市、という点。
そして、都市を結ぶ線。

最終的には、その広大な土地を制圧することができずに
次第に泥沼な戦争になり、そして敗れ去ったこの戦争。
倭寇がたどった道と似ている。

もしかしたら、津本陽の頭の中にも、
そんなことがあったのかもしれない。

歴史は繰り返す。


CM(0)TB(0)URITOP

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