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Copyright © クジラ [牛の歩み] All rights reserved.

2009/07
03
[ #540 ]

遠い港 

遠い港 (角川文庫)遠い港 (角川文庫)
(1998/07)
北方 謙三

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1960年代初期。
高度成長の時代を日本がむかえる直前の、
小さな港町を舞台に、少年が大人へと一歩踏み出す瞬間を描いた小説。

自分は、この手の小説に、どうも惹かれる。

主人公の、少年から大人への過渡期に訪れる、
不安定でもあり、でも、希望にも満ちている心情。
妙に背伸びしたくなったり、でも、子供な面もあったり。
大人から見れば何でもない出来事が、一大事だったり。

時代は、まだ貧しさも残りつつ、
豊かさが段々と感じられるようになってきている。

そこに出てくる大人たちも、そして、主人公をとりまく友人たちも、
必死に、未来にむかって過ごしている。

こんな感じの小説だ。

筆頭に思い出すのが、井上靖の「しろばんば」シリーズ。
映画だと、「バーバー吉野」。

多少、時代や主人公の年齢は前後するが、
全体的には似たテーマの作品だ。

たぶん、主人公やその周りで起きることが、
自分の経験してきた「何か」に響くので、
妙に親近感を抱いたり、懐かしく思ったりと、
心の琴線に触れるのだろう。

もう「大人」になってしまった男性には、
分かってもらえるのではないだろうか・・・?


CM(0)TB(0)URITOP

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