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2009/05
15
[ #503 ]

雪明かり 藤沢周平著

雪明かり (講談社文庫 ふ 2-1)雪明かり (講談社文庫 ふ 2-1)
(1979/02)
藤沢 周平

商品詳細を見る


藤沢周平の2冊目。
こちらは短編集。
全部で8つのストーリー。

どのストーリーも、読んでいて気持ちがホッとするというか、
なごむというか、そんな印象を持った。

借金やら何やらと、生活の中に出てくる、即物的な苦しい「現実」。
身近な人とつながり、愛情などから感じられる「希望」。

それぞれの主人公が、その2つの間で揺れながらも、
最後の最後は、後者の「希望」を手に入れたり、入れようとしたり、
という場面で終わる。

その姿が、そのまま、自分のこととして感じることができる。

楽しい事ばかりではない現実の世界。
そんな中で、何を希望にすればよいのか。
それは、人とのつながり、人と通わす気持ち、
そんなもんなんじゃないかな。
そういう姿を見ると、なんか嬉しくなる。

たぶん、多くの人が共感できる価値観だと思う。

こういったことをそれぞれの主人公が体現しているので、
「やっぱり、そうだよね、うんうん」と思うことができ、
それがホッとする気持ち、なごむ気持ちにつながるのだと思う。

多少、毛色は違うが、小川洋子の小説を読み終わった時に感じられる
満たされた気持ちに近いモノを感じることができた。


CM(0)TB(0)URITOP

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