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2009/03
24
[ #457 ]

翔ぶが如く(五) 司馬遼太郎著

翔ぶが如く〈1〉 (1975年)翔ぶが如く〈1〉 (1975年)
(1975)
司馬 遼太郎

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西南戦争をめぐる、一連の日本を描くこの小説。
第5巻は、ついに西南戦争勃発の巻である。

この巻の大部分が、直接的に、どのようなきっかけで
西南戦争が勃発したのか、という点が描かれている。

その中で、1つの争点になっているのが、
「西郷隆盛の暗殺司令」説。

薩摩の動向が気になる明治政府(=大久保利通)は、
「視察」を名目とする一団を薩摩へ送り込む。

この一団は、薩摩の現状を探るとともに、
薩摩の私学校(=薩摩士族が組織化された集団)を
分裂させるための工作を行うために派遣された。

ここまでは、現存している数々の証拠から言って正しそうである。
(と、著者である司馬遼太郎氏は判断している)

ただ、この一団が、明治政府から、
西郷隆盛を暗殺せよ、という司令を受けていたかどうか、
という点で、はっきりしない。

西南戦争を起こした薩摩の言い分では、
暗殺司令が出ていた、ということになっている。
(そして、それがきっかけとなり、西南戦争へと進み始める)

が、その暗殺司令は、西南戦争を起こすための名目を得るために、
薩摩側がでっち上げた、という見方もある。

司馬遼太郎氏が、丹念に、各所から証拠を集めてきてもなお分からず、
どう結論付けていいのか、迷っている節が、
小説のあちこちから感じ取ることができる。
(どちらの説を支持する証拠が出てきており、
 それをどう解釈するか、に行き詰っている)

どうも、司馬遼太郎氏は、
西郷隆盛との無二の親友であった大久保利通(=明治政府)が、
「西郷隆盛暗殺司令」を出した、とは考えられない、
と考えられている様子。

実際は、どうだったのだろうか?
今となっては、確証を得ることはできなさそうだ。

どちらが真実であったかどうか、
それを考えてみるのも、歴史を知る上での面白みであることは間違いない。

うーむ、歴史は奥が深い・・・。

翔ぶが如く(五)





CM(1)TB(0)URITOP

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14時すぎに - さんから

2009/03/25(水) | | #

2009/03/25 - ■■■

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