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Copyright © クジラ [牛の歩み] All rights reserved.

2009/03
11
[ #448 ]

翔ぶが如く(二) 司馬遼太郎著

翔ぶが如く〈1〉 (1975年)翔ぶが如く〈1〉 (1975年)
(1975)
司馬 遼太郎

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明治初期の日本を描いた長編小説。
この第2巻は「征韓論」を中心に描かれている。

征韓論は「明治初期に出た、朝鮮に攻め入ろうとする論」
ということで、高校の歴史にも出てくる話だ。

それだけを聞くと、「ふーん」という感じだが、
実は、征韓論をめぐる争いは、
近代的な政策論争のさきがけであり、
非常に面白い。

まず、何が面白いかというと、そのスピード感が面白い。
征韓論をめぐる動きのスピード感は、
それまでの日本の歴史の中で出てくる話とはまったく異なる。

この征韓論は、「日にち」単位でめまぐるしく話が動いていく。

ある日の話し合いでこう決まったことを受けて、
その夜に誰々がこうして、
その結果、翌日にはこうなって、
さらに、その場でこういうことをして・・・。

ギリギリの局面では、そのようなスピード感で話が進んでいく。

それ以前の日本の歴史で、
これ程までのスピード感で話が進んでいくことは、
ほとんどないように感じる。
(唯一の例外は、本能寺の変の後の羽柴秀吉と明智光秀の動きくらいか)

たいてい、1か月単位、もっと長い場合は1年単位。

例えば、関ヶ原の戦いで勝利した徳川家康が、
征夷大将軍に任命され、江戸幕府を開くのは関ヶ原の戦いの3年後。

関ヶ原の戦いの直後に江戸幕府が始まったように感じるが、
なんと3年間ものちに、ようやく正式に江戸幕府が始まっているのだ。

もちろん、その3年間にいろいろなことがあったのだろうが、
交通・通信機関が発達していなかったことなどもあり、
何かの決定には、それなりに時間がかかったのだろう。

その点、この征韓論はスピード感に富み、非常にスリリングであり、
登場人物のちょっとした動き方が、
最終的な物事の決定に与える影響度合いが高くなり、
そこに思わぬ展開が待っているのだ。

その他にも、この征韓論をめぐり、
 ・薩摩 対 長州
 ・海外視察組 対 国内残留組 (←西欧への視察をした人かどうか)
 ・士族 対 百姓
 ・西郷隆盛 対 大久保利通
など、さまざまな利害関係者の対立が見え隠れし、
その結果としての征韓論沸騰という事実が起きるということも面白い。

高校の歴史の教科書では、数行で終わってしまう事実にも、
こんなにもドラマがつまっているのか、ということが、
何よりも自分は面白い。

翔ぶが如く(二)




CM(2)TB(0)URITOP

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ぐっはーーー。
やばい。やばすぎです。
この紹介文はやばいですよ~~。
これは読みたくなっちゃうよ~(笑)。

ようやく「坂の上の雲」を読み終わってほっとして
いたところなのに、もう、クジラさん。
責任とってくださいっ(笑)!!

22時すぎに しろちさ さんから

2009/03/11(水) | URL | #r4sbyV/Y

2009/03/11 - ■■■

>しろちささん
坂の上の雲、終わったんですね!
自分も全巻持っているので、読むのが楽しみです。
「翔ぶが如く」は、面白いですが、
読むのにエネルギーがいるように感じます。
司馬遼太郎が全力投球で投げてきているボールを、
必死に受け取っている感覚で・・・。
この本を読めば読む程、司馬遼太郎の凄さが感じられます。
しろちささん、覚悟を!!

23時すぎに クジラ さんから

2009/03/11(水) | URL | #-

2009/03/11 - ■■■

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