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Copyright © クジラ [牛の歩み] All rights reserved.

2008/10
23
[ #370 ]

地下鉄に乗って 浅田次郎著

どちらかというと、自分は本をゆっくり読む。
本の続きが気になっていっきに読んでしまう、ということはなく、
ちょこちょこと休みながら、じっくりと本を楽しむ。

ところが、この「地下鉄に乗って」は違った。
ちょうど休日で、時間あるときに読み始めた、ということもあるが、
読み始めたら、続きが気になって、いっきに最後まで読んでしまった。

内容はと言うと・・・。

  主人公である真次は、地下鉄の階段を登ると、
  いつの間にかタイムスリップをしてしまった。
  そして、タイムスリップした先で見たことは、
  憎んでいた父親の「過去」だった。

  現実の時間と過去の時間、本当はつながらない2つの時間軸が、
  地下鉄の階段でつながれ、交差し、
  それまで知らなかった「父親」の本当の姿を知っていく。

かなり大雑把に言うと、そんな感じである。

何が、どう、感動するのか、うまくは表現できない。
だが、読んだあとには、
なんともいえない、じんわりとした感動が残っていた。

それは、主人公が父親に抱いていた感情が、
自分自身が、自分の父親に対して、抱いている感情と通じる部分があり、
それが見事に表現されたから、かもしれない。

その感情とは、男であれば誰でも少しは感じるであろう、
父親に対する反発心のような、対抗心のような、
そして「いつまでもかなわない」という畏敬の気持ちのような、
そんな微妙な気持ちである。

社会に出て、社会人として歩み始めた男性にお勧めの本だ。

地下鉄に乗って

CM(0)TB(0)URITOP

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