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2007/09
16
[ #29 ]

博士の愛した数式 小川洋子著

数年前に映画化され、ずいぶんと話題になった本。
80分しか記憶が持たない数学者と、
その家に家政婦として働く主人公、そして主人公の息子のお話。

3人が「数学」と「阪神タイガース」を軸につながっていく。
そして、物語の裏に流れているのは「何かを愛する」という行為。

登場人物が、各人なりに愛すべきものを見つけ、
そして各人なりに愛情を表現していく点が描かれており、
読み終わった後は何だかホッとした。

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物語の本流とは外れるが、阪神タイガースファンの自分としては、
ちょこちょこ出てくる野球の話にはグッときた。

物語は1992年の設定。
当時弱小球団だった阪神が、唯一輝いたシーズン。
そして自分はその年の阪神の活躍を見てプロ野球ファンになった。

先発「葛西」、「仲田」の力投、
次打席の「パチョレック」、「和田」のサヨナラヒット・・・。
物語のあちこちに出てくる。
うーん、しびれる。

物語の中では、キーとなる出来事や3人の微妙な感情の揺れが、
阪神の試合を通して背景を彩っていた。

特に物語のクライマックスが、
そのシーズンの阪神のクライマックスだった試合
(=甲子園での八木選手の幻のサヨナラホームランの試合)
と重なり合っていた点に感動を覚えた。

自分はその試合のことはよく覚えている。
テレビ放送で途中まで見て、
中継が終わった後も12:00過ぎまでラジオで
必死に応援しながら聞いていた。

八木のホームランが2塁打になった時の
くやしかったこと、くやしかったこと。
そんな思い出とともに物語を読むことが出来た。

いろんな意味で幸せな作品だ。





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