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2008/05
12
[ #275 ]

行為と妄想

以前に紹介したヒマラヤへの道に出てきた登場人物の一人、
梅棹忠夫氏の自伝である。

日経新聞の朝刊に掲載される「私の履歴書」の内容を
大幅に手直しをして書かれた本だ。

ちなみに、この梅棹忠夫氏とは、
京大山岳部に所属しており、その関係から戦前から探検を繰り返すうちに
民族学や文化・文明論に関する「アカデミック」な研究をした人物。
国立民族学博物館初代館長である。

さて、この自伝を読んで感じたことは2つ。

まずは、梅棹氏のエネルギーに高さに感心した。

この本のタイトルの元にもなったようだが、
梅棹氏の人生は、基本的に
まず「妄想」(=いろいろなことを考える)し、
その妄想を実現するために「行為」(=動き回る)する、
ということの繰り返しだったようだ。

当たり前のように読めるこの事実だが、
これを本当に体現するには、相当なエネルギーが必要だろう。

自分も仕事をする中で、
「こんなことが必要だなぁ」「これがいいなぁ」なんて
妄想することはよくある。

ただ、それはあくまで妄想の世界で終わり、
それを実現するまでの行為に至らないことばかりだ。

自分には出来ない、時期が違う、これは本来の自分の仕事ではない、などなど
「出来ない理由」が頭の中をよぎり、そして、そこで終わってしまう。

そうであっては、いつまで経っても現実を変えていくことは出来ないだろう。
梅棹氏の何分の一でもいいので、真似をしてみたい。

感じたことの2つ目は、
人が人を呼ぶ、ということがあるんだなぁ、ということ。

本の中には、梅棹氏の関係者として様々な人物が登場するが、
どれも各方面で活躍する方ばかり。
(例えば、作家の司馬遼太郎氏やサントリーの佐治元会長などなど)

もちろん、そういう人達を取り上げているから、
という理由はあるだろう。

ただ、それだけではなさそうだ。
梅棹氏のエネルギーや情熱に惹きつけられて、
一流の人物があつまり、共鳴していったのではないかと思う。

こういう、お互いが刺激をしあって共鳴し合う関係は、
とてもいい人間関係だな、と思った。

行為と妄想




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