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2007/09
09
[ #22 ]

五十嵐太郎著 「美しい都市・醜い都市」 中公新書ラクレ

率直の感想を述べると、読み物としてはつまらなかった。
頭はいいが視点が狭く、自分の論理でしか
考えることが出来ない著者が、
思いつくままに書いているだけ、という印象。

前半は現代の景観論を、「日本橋上空を通る首都高地下化」
という論議を元に述べている。
が、基本的なスタンスは他者批判。

「野外広告が景観を壊している」
「首都高を地下化すると景観は良くなる」などを
主張している人を、
「単純化して景観論を語りすぎ」として次々に切っていく。

しかし、読者の立場からすると、
「ではあなたの意見は?」と思うのだが、
その部分については、はっきりとした主張がなく
よく理解できず。
(自分が頭が悪いから・・・?)

また「単純化して景観論を語りすぎ」という点についても
いろいろな人の主張を単純化しているのは
著者自身のような気がする。

ある人の発言に対しても、
なぜそのように言ったのか?どんな状況だったのか?
ということがほとんど書かれずに、
発言した言葉そのものに対する批判だけをしている。

文脈の中で人は話すモノであって、
その文脈を本当に理解しているのだろうか?
と疑問に感じることが多々あった。
(という自分も著者の批判をしているが・・・)

後半は、香港や幕張の町がどのようにして作られたのか、
が書かれているが、本全体の中で、
どのような意味があって、どんな意図があって
この下りが書かれているのか、が理解できなかった。

そのため、書かれている内容自体は論理としては分かるのだが、
「だから?」という印象しか残らなかった。

また、建物の名前や映画の引用などを多くされているが、
写真があるわけでも、詳しい文章描写が
あるわけでもなかった。
そのため、固有名詞に関しては
ほとんど読み飛ばさざるを得なかった。
(オタクな人が自分の好きな話をバーッとしてる、そんな感じ)

結局、この本を通して伝えたかったことは
何だったのだろう・・・?


CM(0)TB(0)URITOP

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