--/--
--
[ # ]

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Copyright © クジラ [牛の歩み] All rights reserved.

2008/02
03
[ #188 ]

新田義貞(上)(下) 新田次郎著

前回まで読んでいた私本太平記つながりで、
同じ南北朝時代の新田義貞の本を読んだ。

「私本太平記」の主人公である尊氏の宿敵である新田義貞、
どんな風に描かれているかと楽しみにしていたのだが・・・。

結果としては、自分にとっては
あまり満足のいく内容ではなかった。

小説全体の基調としては、
誰が何をしたのか、ということが中心。
登場人物がどんなことに悩み、何を考えて決断していったのか、
そういう内面の部分は比較的あっさりとしていた(ように感じた)。

それぞれの登場人物のキャラ設定(というとちょっと俗っぽいが)が、
一面的過ぎるからだろうか・・・?

例えば、後醍醐天皇の1回目の挙兵が未然に幕府側に漏れた事件である
正中の変で罪を問われた日野資朝。
彼は典型的な貴族として描かれている。
(→わがままで、いばるだけの無能な人物)

本当にそうなのだろうか?
後醍醐天皇があれほどのことを起こしたのには、
1人の力だけではたらないはず。
骨のある貴族もいたはずで、
もっと奥のある人物だったのではないだろうか?

最大の宿敵であるライバルの尊氏との争いでは、
最終的には義貞が負けてしまうのだが、
その要因として、以下の2点とされていた。

 1.鎌倉時代に源氏の棟梁たる地位を追われてしまった新田氏。
   その結果、全国に領地を持つことなく、氏族も少なかった。
   一方、足利氏は、新田氏にとってかわって源氏の棟梁になり、
   結果として全国に領地を所有することになり、氏族も多かった。

   そのため、足利側には、信頼のおける兵士も多く、
   統率もとりやすかった。

 2.後醍醐天皇側についた新田氏。
   1つ1つの戦略に対して、自己保身しか考えない貴族が口を出し、
   最善の手を打てなかった。

この分析はさすが、と感じた。
さもありそうである。

新田義貞




CM(0)TB(0)URITOP

Copyright © クジラ [牛の歩み] All rights reserved.

COMMENT:

SECRET: (管理者だけに表示を許可する場合)
 
トラックバックURL :
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。