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Copyright © クジラ [牛の歩み] All rights reserved.

2008/01
24
[ #176 ]

私本太平記(全8巻) 吉川英治著 ~その3~

この間読み終わった「私本太平記」。
今日は、その感想の第三弾。

 第二弾へ

自分が一番最初に「太平記」に出会ったのは、
小学生の頃に大河ドラマでやっていた「太平記」だ。

実はこの大河ドラマ「太平記」が、
自分が生涯初めて、第一話から最終回まで見たドラマで、
また唯一のドラマでもある。

当時、ちょうど社会の授業で南北朝時代のことを学び、
それがテレビでやっている、ということで見たのだった。

主役の足利尊氏役を演じていたのは確か真田広之。
なので、今でも足利尊氏、というと、
真田広之をイメージしてしまう。

――――――――――――――――――――――

内容は、もうほとんど覚えていないが、
唯一鮮明に覚えているシーンが、
主人公である足利尊氏が、
実弟である足利直義を毒殺するシーンだ。

 幕府の運営をめぐってだんだんと対立を深めていった
 実の兄弟である尊氏と直義。

 ついには家臣を二分しての争いが始まり、
 産声をあげたばかりの幕府は、
 どうしようもなくなってしまう。

 たまりかねた尊氏は、幕府を守るために、
 直義の食事に毒薬を混ぜ、毒殺を試みる。
 しかし、途中で直義が気付く。

どうなるのか・・・。

 直義は、尊氏の毒殺の策に気がついたにも関わらず、
 何と、あえて毒薬を飲んで苦しむ。

 直義は、自分がいたら、幕府が転覆してしまうことを
 分かっていたからだろう。
 自らが命を絶てば、幕府が二分してしまうことを避けることが出来る、
 そう考え、あえて毒殺されようと考えたのだ。

 陰でその様子を見ていた尊氏も、
 本来愛していた弟が苦しむ姿を見てたまらなくなり、
 弟のもとにかけよる。

 そして、兄弟、お互いに泣きながら、
 弟は最期を迎える・・・。

小学生の自分にとって、どんな事情があったにせよ、
実の弟を殺してしまう、ということがとても衝撃だった。

自分の意思で殺害したにも関わらず、
弟の死を悲しむ尊氏の姿が、よく理解できなかった。

ただ、単純に尊氏が悪い人、とも思えず、
止むに止まれない事情があり、
自分の意思とは反対のことをしないといけないこともあるのだ、
という、大人の世界を初めて覘いた気持ちがした。

思い出すたびに、未だに心が疼くシーンだ。





CM(2)TB(0)URITOP

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クジラさん、ようやく遊びにこれました。
いやーーーーこの私本太平記の感想シリーズやばいっすね!
かーなーり読みたくなっています。
クジラさん文章うまいんだもんー。参りました。

わたしは、小学校の頃に親戚の人が買ってくれた少年少女用の(笑)
「太平記」を読んだぐらいなんですよね。
なのでこういうちゃんとしたのをもう一度読んでみたいなぁと
思ってしまいました。
いや~あと5巻分の感想も楽しみにお待ちしています!

23時すぎに しろちさ さんから

2008/01/25(金) | URL | #r4sbyV/Y

2008/01/25 - ■■■

こんばんは。
そんな誉めてもらうとは、びっくりです。
思いつくまま、つらつらと書いているだけですが・・・。

昔つまらなかった小説が、読み直してみると
案外面白く感じるもんだなぁ、なんて思います。

ちなみに、同じ吉川英治著で
漫画にもなった「宮本武蔵」も面白いですよ。
漫画のタイトルは、「バカボンド」だったような。
スラムダンクの作者が書いていたはずです。

旅のお供に、ぜひ。

23時すぎに クジラ さんから

2008/01/26(土) | URL | #-

2008/01/26 - ■■■

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