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2009/07
31
[ #560 ]

茅ヶ崎里山公園で

ずっと前から気になっていた茅ヶ崎里山公園。
先週の日曜日、夏らしい晴れを利用して、出かけてみた。

茅ヶ崎里山公園

茅ヶ崎というと海のイメージが強いが、
ここはちょっと山の方。

たぶん、茅ヶ崎に残っていた里山を、
保存も兼ねて公園として整備したのがこの公園だろう。

人間の手は入っているが、自然も残っている。
その絶妙な感じが、里山らしさ。

茅ヶ崎里山公園

「東京が田舎」という嫁さんにとって、
こういう里山は、「ザ・夏休み」を想起するようで、
ちょっと楽しそう。

濃い緑と眩しい太陽。
きらきらと流れる水に、焼ける砂利道。
確かに、夏らしい。

茅ヶ崎里山公園

あつーい里山を散歩していると、子供たちの歓声が賑やかなエリアへ。

どうやら、こういった里山の中で子供たちが遊べるように、
人口の池が作られていたり、斜面を利用したながーい滑り台があたったりするようだ。

茅ヶ崎里山公園

ちなみに、これが子供たちが遊んでいる池。

 「池は危険なので、入らないでください」

とか、そんな野暮なことは書かれていない。

暑い日差しの中で、子供たちは全身を使って遊んでいる。
なんとも、いい光景。

クーラーのきいた部屋の中でゲームしているよりも、
数倍濃い記憶として、この日の楽しかったことが残るだろう。

あぁ、なんか、いいなぁ。



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2009/07
30
[ #558 ]

神様からひと言 荻原浩著

神様からひと言 (光文社文庫)神様からひと言 (光文社文庫)
(2005/03/10)
荻原 浩

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ある食品会社に転職した主人公。
トラブルを引き起こし、クレーム対応を行う部署へ異動になる。
それで出会う個性的な登場人物達。

それぞれのプライベートと仕事とが絶妙にまじりあいながら、
「サラリーマン」ってなんだろう、
そんなことを考えさせられるストーリー。

ストーリーとしては面白かったし、
サラリーマンの自分としては、考えさせられるテーマ。

ある登場人物が、
  会社=おでんの鍋
  サラリーマン=おでんの具材
に例えていた。
なんか、妙に納得させられる例え。
(詳しくは、本書を参照のこと!)

全般のテーマとしてはいい感じだが、
登場人物や描写がややコミカル。
安っぽいドラマの映像が何回か、頭の中をよぎった。

この点、自分はちょっと苦手だった。


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2009/07
29
[ #557 ]

プロ論 B-ing編集部

プロ論。プロ論。
(2004/12/19)
B-ing編集部

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各界の著名人のインタビュー記事が書かれている。
全部で50名分。

面白そうで買ってみて、読んでいくと、
結構、共通なことを言っている。

  ・仕事は自分が面白いと思うことをせよ
  ・自分の直感を信じて、行動せよ
  ・自分の頭で考えよ

こんな感じ。

そして、なぜか「転職」を進める人が多いなぁ、なんて思っていたら
編集元のB-ingとは、転職雑誌だった。

転職雑誌のインタビューを集めて出版したのが、
この本のようだ。

道理で転職を進めるたり、好きなことをしろ、と
言ったりする人が多い訳だ。

そう思って改めて中身を振り返ってみると、
確かに何かを煽っている雰囲気の記事もある。

が、全般には、いろいろな著名人の仕事観が現れていて、面白い。

「好きで、面白い仕事をせよ」というよりは、
自分がやっている仕事が面白くなるように、何かを変えたりするのが、
本当は大切なんじゃないかな、
そう思った。

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2009/07
28
[ #554 ]

実戦・世界言語紀行 梅棹忠夫著

実戦・世界言語紀行 (岩波新書)実戦・世界言語紀行 (岩波新書)
(1992/01)
梅棹 忠夫

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京大の民族学者である梅棹忠夫が、
フィールドワークの中で訪れた国々で出会った「言語」について、
回想している記録。

戦前の中国東北地方から始まり、
ユーラシア大陸、ヨーロッパ、アフリカ、東南アジア、アメリカ大陸と
ほぼ全世界を網羅している。

梅棹氏は、自分の研究(民族学)のために、
現地の人と、現地の言葉を使って話したいと思い、
訪れる国々の言葉を事前にある程度学習してから
訪れるようにしているようだ。

また、単に研究目的、というだけでなく、
訪れる国、地域の文化に触れたい、という純粋な知的好奇心からも、
熱心に言葉を勉強していたようでもある。

あまり外国にいったことがないドメスティックな自分。

かろうじてチンプンカンプンでない言葉は英語で、
大学のころに第二外国語として習っていたスペイン語は、
雰囲気だけ分かる、という状態。

これからの人生、どれだけ外国に行くことがあるのか分からないが、
この本を読んでいると、現地の言葉を学んでいくと、
訪れる国の見え方が違うんじゃないかな、
そう思えた。

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2009/07
27
[ #556 ]

空の季節

梅雨空から夏空に変わり、空が気持ちいい季節になった。

という訳で、最近撮った空の写真。

sora
雲が1つだけ、気持ちよさそうに浮かんでいる。
部屋の窓からそんな姿が見えて、思わずパチリ。

sora
あの銅像。
見る人が見れば、分かる、鵠沼の銅像。
夕方のサーフィン帰りの空がきれいでパチリ。

sora
こちらも海辺の夕方。
夏の夕方って、何となくさみしい。

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2009/07
26
[ #555 ]

植物の植え替え

梅雨に戻ったのかと思う天気が続いた後、
今日は、まさに夏が来ました!という天気。
暑い日差しにうんざりしつつ、夏を感じてどこかソワソワ。

で、そんな今日、何をしたかというと、
ベランダの植物の植え替え。

以前に購入したハイビスカスが、この冬を越えられずに
(たぶん)枯れてしまったので、リベンジの意味も含めて、
ハイビスカスの苗を買ってきたのだ。

ハイビスカス

これでお値段、398円。
近くの薬局で売っていた。
(なぜか分からないが、この辺りでは薬局で植物を売っていることがある・・・)

で、ちゃんとした鉢に植えかえようと、苗を取り出してみると・・・。

ハイビスカス

見事な根っこ。
というか、根づまりしような勢い。
で、ちょっと大きめの鉢に植え替えた。

ハイビスカス

苗の大きさに対して鉢が大きく、
入学したての小学1年生とランドセル並みにアンバランスな気がするが、
生長することを信じて、大きめの鉢に。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次に着手したのが、ミリオンバンブー。

ハイビスカス

1年以上水栽培で何とか生き延びていたのだが、ふと、
「このまま水栽培をしていったら、どうなるのだろうか?」
という疑問を抱き、ネットで調べてみると・・・。

  水栽培の場合は、茎に蓄えてある栄養で成長し、それがなくなると、
  茎が黄色くなり、1年~2年くらいで枯れます。

と書かれているではないか!

どうやら、土でちゃんと育てた方がいいらしい。
(まぁ、植物というのは、基本的に土で育てるのがいいんですね、やっぱり)

その後、いろいろ調べた結果、どうやら茎を切って土に植えても良い
というようなことが分かり、水栽培の状態ではバランスが悪いので、
思い切って真中で2つにチョキン。
で、土に植えた。

ハイビスカス

左が上だった部分。
葉が立派だが、実は根が生えていない。
ので、不安定。

右は下だった部分。
葉がなく、さみしいが、実は根が生えている。
ので、かなり安定。

どちらが、どう生長するか(生き残るのか)は、
これからのお楽しみ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最後に、バジル。
これ、嫁さんの希望で買ったもの。
お値段、128円。

ハイビスカス

生長すれば、パスタとかに入れることができるらしい。
苗を持つだけで、バジルのいい香りがしてくる。

これも鉢に植え替えて、今日の作業は終了。

ハイビスカス

さてさて、きちんと育ってくれるだろうか。

しばらく植物の世話をさぼっていたが、
これを機に、ちょっと頑張ってみよう。


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2009/07
25
[ #553 ]

愛車、処分

今日、ついに愛車を売った。
と言っても、車ではない。

大阪に住んでいる時の移動手段として買った原付、ホンダのトゥデイ。

神奈川に引っ越してきて、車も購入し、
いつの間にか結婚もして家族もできた。

一人で自由気ままに移動することはほとんどなくなり、
一年以上、眠ったままの愛車。

保険の更新を気に、もう乗ることはないと思い、
「バイクを売るなら~♪」
のお店に引き取りにきてもらったのだ。

ちなみに、トゥデイとは、こんな原付。

トゥデイ

自分のは白だったので、一番左と同じ。

単に移動目的で買ったので、強い愛着はなかったが、
5年以上も愛用していたので、いざ売ってしまうと、やっぱり何だか寂しい。

一般道路をトロトロ行く原付のスピード感が楽しく、
大坂時代、遠くは大分や高知、松山、潮岬、鳥取砂丘まで、
原付に乗って遊びに行ったものだ。
そういえば、琵琶湖一周もした。
尾道から、しまなみ海道も渡った。

そんな旅で、雨や風が強い時は、
横を通り過ぎる自動車の中が、温かそうで羨ましかった。

でも、風を肌で感じながら、ゆっくりと一般道をどこまでに進んでいく原付の旅は、
「車の中」という外とは遮断された空間に居ながら
高速道路でいっきに移動してしまう自動車の旅とは違った、
五感をフルに使った面白い旅だった。

結局、今、手元に残ったのは、こちらのヘルメットと、
後ろにちょこっと見えるサングラスだけ。

トゥデイ

何だか、ちょっとセンチメンタル。


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2009/07
24
[ #552 ]

シンクロ観戦記

シンクロの日本代表が苦戦中だ。
今日、テレビでデュエットの演技を見たが、
他の国の選手の方が、確かに上手に見える。

20年前から世界のベスト3に入り続けていた、という実績からして、
今大会で5位とか6位とかの成績では物足りない。
マスコミの報道基調も、全般に厳しめ。

でも、まぁ、今回はだいぶ若返りも図られたようだし、
何だかんだで、世界で5本の指に入る成績、と思えば、
それはそれで立派なことなんじゃないの?

と、気が弱い自分は思ってしまう。

たぶん、この考え方をする人が多くなると、
シンクロは衰退の一途をたどることになるだろう。

  よく頑張った!
  今回は仕方がなかった。
  まだまだ日本より順位が下の国がある!

世間・マスコミがこういう基調なると、
知らず知らずのうちに現状維持を目指すようになり、
勝負の世界で現状維持とは衰退を表す通り、勝てなる。

過去、日本が得意としたスポーツが衰退していった経緯は、
こんな感じのように思う。

厳しいマスコミが、スポーツを育てる一面は必ずある。

  大リーグのヤンキースや、スペインのサッカーなど。
  逆の意味では、1990年代の阪神は、マスコミが甘やかしていて弱かった。

ただ、気をつけないといけないのは、成績がふるわなかったことを
選手だけの責任にして批判すること。

何より、日本で一番悔しい思いをしているのは、選手当人。

  今日のシンクロ・デュエットでも、
  演技の後、選手は実に悔しそうな表情をしていた・・・。

選手だけのせいにしても何も変わらない。

そうではなく、選手をはじめ、日本代表チーム、
そしてそのバックにいる水泳協会、日本のシンクロ界全体など、
チーム、組織の問題をきちんととらえ、指摘し、
関係者全員が「自分が頑張らねば」と思えるような、
そんな状態にならないといけないと思う。

それはそれで難しいことだけど、
そういったことを言えるのが、一流のマスコミなんだろう。

シンクロを見ながら、そんなことをふと、思った。




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2009/07
22
[ #551 ]

カッシーノ!

カッシーノ!カッシーノ!
(2003/06/20)
浅田 次郎

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小説家の浅田次郎が、カジノをするためにヨーロッパを放浪した記録を
エッセーとして書き記した本。

今まで知らなかったが、浅田次郎は、とにかく賭け事が好きらしい。
で、その好きがきっかけで、ある出版社の企画により今回の旅が実現したそうだ。

正直、自分は賭け事が好きではない。

宝くじから馬券、パチンコ、スロットまで、
どれも産業として成り立っている以上、
全体として、お客さんが負けているのは確か。
ということは、平均よりもどんくさい自分が賭け事で儲かる望みはない、ということ。

ましてや、賭け事のような「勝負事」はあまり好きでない性格。
 (子供の頃も、筋肉マンよりちびまるこちゃんが好きだった・・・)
わざわざお金を払って「勝負する」ということに正直、魅力は感じない。

という訳で、自分は生涯一度も賭け事をしたことがないのだが、
どうやらこういう生活は、浅田氏には「つまらない日本人」と映るようだ。

仕事ばかりをしていて、遊びを知らない、息苦しい日本人。
そんな日本人の代わりに、とことん遊んでやる!と浅田氏は意気込んでいる。

まぁまぁ、何もそんなに意気込まなくても。
別に仕事を一生懸命やってもいいんじゃないの?

なんて思いながらも、浅田氏が次々と訪れるヨーロッパの各カジノは、
特権階級の優雅な遊びとして見えて、
それはそれで何だか楽しそう、なんて思えてくるから不思議なもの。

ヨーロッパのいろいろな都市のカジノをめぐる旅、というのは、
たぶん、自分は一生行わないが、
自分の中ではっきりとした(好きな)テーマを持って旅をすることは、
なんとも楽しそうに思える。

あぁ、旅、うらやましいなぁ。


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2009/07
21
[ #550 ]

夏の到来

3連休。
梅雨明けを迎え、本格的な夏到来!という割には、
全体的に雲の多いお空。

久々に、そんな空の写真を撮ってみた。

海の日の空

いろんな高さに雲があり、階層的になっている空が、
なんとも言えず、面白かった。

が、写真では表現しきれず。
奥が深いなぁ、写真は。

海の日の空

ちょっと躍動的な空の雰囲気は出ただろうか・・・?


こちらはおまけの花火。
去年から始まった辻堂海浜公園の夏祭りで上がった花火。
うちから見えたので、激写!
海の日の空

夜で、シャッターチャンスは一瞬で、その上、アルコール入りだった、
という三重苦のため、ブレブレ花火になってしまいました。

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2009/07
20
[ #549 ]

FRESH MOW @辻堂

暑いこの季節、欲しくなるのは、やはり冷たいモノ。
今日、たまたま見つけたアイス屋さん「FRESH MOW」。

 ※写真は、こちらを参照ください・・・。

うちの近くではあるが、今まで知らなかった。

店内は、木のぬくもりが感じられるさっぱりとしたつくり。
お店の感じからして、まだ新しいと思われる。

店先には、ちょっと腰を掛けるスペースがあり、
近所の人たちが、散歩やサイクリングの途中にアイスを食べながら休憩している。
そんな空気も手伝って、全体に平和な休日って雰囲気が感じられ、気持ちがいい。

メニューはレギュラーサイズで2玉入ったカップで300円。
1玉サイズだと、180円。
食いしん坊の自分は、もちろん2玉。

味は全部で10種類くらいあったと思うが、
自分が選んだのはヘーゼルナッツとクリームチーズ。
どちらも、お店によっては「こってり」とした味になりがちだが、
このお店のは、きわめて爽やか。

店頭に、「牧場から直送」という感じのメッセージの看板が立っていたが、まさにそんな感じ。
ちょっとCM的表現だと「高原の牧場の味がする」。

かの有名なハーゲンダッツと比較すると、
ハーゲンダッツは、「濃厚」「大人」「肉食系」。
ここのアイスは、「爽快」「フレッシュ」「草食系」。

ハーゲンダッツは、冬のコタツに合うアイスだが、
ここは、夏の太陽の下に合うアイス。

まぁ、これは自分の勝手なイメージなので、人によって違う印象だとは思うが。

ハーゲンダッツが、1カップ300円前後することを考えると、
このお店は2玉で同じくらいの値段ということもあり、
ハーゲンダッツとの比較では、こちらの方がお勧めかな。


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2009/07
18
[ #548 ]

遠き落日(下) 渡辺淳一著

遠き落日 下    角川文庫 緑 307ー15遠き落日 下  角川文庫 緑 307ー15
(1982/09)
渡辺 淳一

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野口英世の生涯を書いた本。

前回の記事はこちら

渡米前の野口は、その生い立ちや厳然たる学歴社会の壁に悶々とし、
恐ろしいほどの自己信頼とエネルギーを研究に傾け、
自分の努力ではどうにもなりにくい「日本社会」への屈折した思いをつのらせていく。

とだけ言うと「悲劇の主人公」のようにも聞こえるが、
一方、周囲の人々からお金を半ば強引に奪い取っていくような厚顔さがあり、
その図々しさが周囲との軋轢を生んでいた。

ところが、押しかけに近い形で渡米した後、
ちょっとしたことをきっかけに研究結果が認められ、
その後チャンスを与えられるようになってから発表した研究内容が
次々に認められていくと、以前の屈折した思いが弱まっていく。

そして、晩年、次第に研究が行き詰まりを見せ始めると、
野口英世の人間としての「味わい」が感じられるようになっていく。

大きく言うと、そんな流れ。

最初は野口英世の厚顔な姿勢に軽い嫌悪感を抱いていたが、
ストーリーが進む中で、
野口の違った一面が見えるようになっていき、
次第に自分の中の「何か」と共感できるようになってくる。

それは、本を読む前までの「完全なる偉い人」の野口英世像が、
「良い面も悪い面も併せ持つ、人間らしい」野口英世像として、
自分の理解が書き換わるプロセスと重なり合っていく。

以前まで知っていた野口英世像は見事に崩れたが、
ある程度、真実の野口英世像を知ったことで、
実感をもって「凄い人だった」ということが理解できた。

よい本だった。


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2009/07
16
[ #547 ]

遠く落日(上) 渡辺淳一

遠き落日 上 (角川文庫 緑 307ー14)遠き落日 上 (角川文庫 緑 307ー14)
(1982/09)
渡辺 淳一

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野口英世。
この本の主人公。
この名前を知らない日本人はほとんどいない。

では、何をした人なのか。
いささか、あやしくなってくる。

貧しい幼少時代。
左手の火傷。
黄熱病の研究。
アフリカで死。

こんな言葉が出てくるとは思う。

そして、野口英世のイメージは、偉人。
何かよく分からないが、伝説のエライ人。

ところが、この野口英世という人の研究の功績は、
現代ではほとんど残っていないらしい。
なぜなら、亡くなった後、野口の研究は誤っていたことが判明したので。

びっくり、である。
お札にまでなった人の研究は、実は間違っていた!

こんなことが「生物と無生物のあいだ」という本を読んだ時に紹介されていて、
興味を持って読んでみたのが、この本である。

そして、読んでみてさらにびっくり。
野口英世という人は、偉人かもしれないが、
かなりアクの強い人だったようだ。
何が凄いかというと、
とにかく周囲の人から、お金を借りまくって、というか、
巻き上げまくって、アメリカに行って研究をするまでになったらしい。

よくよく考えてみると、確かに明治の貧しい時代。
いくら士農工商の時代が終わったとは言え、
貧しい農家の息子が、しかも左手にハンディキャップを負った人が、
純粋に勉強できるからと言って世界へ羽ばたく研究者にはなれない。

尋常でない手段を使わないと、のし上がれなかったのだろう。
そして、それを可能にするだけの、人間的タフさも
必要だった、ということだ。

別に、野口英世にケチをつけようという気はない。
それよりも、幼い頃に読んだ、
あまりにも美化されていて現実的でない「お話」を、
盲目的に、大人になった今の今まで信じて疑っていなかった自分に、
脇の甘さを感じた、ということ。

所詮、いい話なんてあり得ない、とか、
人を騙してでものし上がらないといけない、とか、
そういう「すれた」考え方をしたいのではない。
が、もうちょっと、物事を深く考えないとなぁ、そんなことを思った。
(内容については、次回)

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2009/07
15
[ #546 ]

学問のすすめ 福澤諭吉

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)
(2009/02/09)
福澤 諭吉

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かの有名な福沢諭吉の代表作。

大昔に、受験戦争の中で
  「フクザワユキチ」は「ガクモンノススメ」
と暗記したが、
はたしてどんな内容なのか、さっぱり知らなかった。

というより、どんな内容か、は全く考えなかった。
ある種の呪文のように覚えたので。
で、そのまま大人になった。

ある日、通勤電車の中で読んでいる新聞の広告欄に、
 「現代語訳 学問のすすめ」
という広告が載っているではないか!!
しかも、読みやすい日本語を書く齋藤孝が書いている!

あの呪文のように覚えた書物は、
果たしてどんな内容なのだろうか。
そう思い、書店で思わず購入。
読んでみた。

なぜ、人は学ばないといけないのか。
自分はどのようにして生きていかないといけないのか。

そんなことをテーマにして書かれている。
が、正直、心にグッとくる部分は少なかった。

悪い内容が書かれているのではない。
ただ、少々、説教くさい、というか、何というか。

書かれていることを、「説教」としか受け止められないところに、
自分の未熟さがあるのだとは思う。
とは言え、本音を言うと、やっぱり説教くさい。

まだまだ、自分を磨く必要がある、ということだろうか・・・?


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2009/07
13
[ #545 ]

2050年の世界

ブログパーツで育てていた木が、
ついに大人の木になった。

これは、ブログの投稿記事の内容によって木が生長し、
ある程度まで生長すると「大人の木」になる、というモノ。

「大人の木」になることによって、
主催団体であるグリムスさんが
スポンサーの協力を得て、世界のどこかで1本の木を植える、
約束になっている。

去年から開始しているが、これで3本目。
世界のどこかで、自分のブログをきっかけに木が3本植えられた、と思うと、
なんか嬉しい。

なんてエコなことを考えている矢先、
どうしても暑さに耐えきれず、
今日、今シーズン初めてのクーラーを稼働。

あぁ、なんか心が痛む、と思う一方、
暑くてベトベトして、寝苦しい夜を考えると、クーラーについつい手が伸びてしまう・・・。
そんなひ弱な自分が悲しい。

そういえば最近、先進国は、2050年までにCO2を80%削減する、と宣言したが、
本当に80%も削減できるモノなのだろうか・・・?

「できる」「できない」にかかわらず、
「やらないとダメ」なくらいひっ迫している状況なのかもしれない。

単純に今の生活レベルを落とさずに80%削減するならば、
太陽発電や水素電池などが、
生活のほとんどを占めているようになるのだろう。

その頃、約70歳。
どんな世界になっているか。

いや、「どんな世界にするか」が正しい。
これからの我々1人1人の過ごし方で、2050年の世界が決まるはず。
能動的に、2050年の世界を作っていこう。


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2009/07
08
[ #544 ]

「人」や「チーム」を上手に動かす NLPコミュニケーション術 山崎啓支著

「人」や「チーム」を上手に動かす NLPコミュニケーション術 (アスカビジネス)「人」や「チーム」を上手に動かす NLPコミュニケーション術 (アスカビジネス)
(2009/03/05)
山崎 啓支

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本のタイトルの一部にもなっているNLPとは、
コミュニケーションスキルの1つの種類。

ちょっと前に、コーチングが流行ったが、
種類としては、コーチングにやや近い。

が、もうちょっと違う視点、それは、
そもそも人間とはどういうモノなのか、
という視点から、考えられているコミュニケーションだ。

実は、数年前、このNLPに関するセミナーに参加したことがあり、
随分と役に立ったことがあった。

その後、数冊の本は読んだが、最近はめっきり離れていたが・・・。

ふとしたことで書店で目に入って買ってみた。

で、読んでみて、驚いた。
それは、NLPの世界の奥の深さにだ。

数年前のセミナー受講時期にある程度理解したつもりではいたが、
この本を改めて読んでみると、
1つ1つ、「なるほど、そういうことだったのか」という部分が次々と出てくる。

セミナー当時、なんとなく表面的にしか分かっていなかったことなど、
NLPに関する自分の知識が、
何かをコアにつながっていく感覚を得ることができた。

それと同時に、最近、以前自分の中にあった大切な「何か」、
例えば、
 ・自分と他人はそもそも違う考え方をしていて、
  そういった違いは違いとして尊重することがコミュニケーションの根幹である。
 ・人間は無意識の中に組み込まれているプログラムによって動いている。
などが、失われているのではないだろうか。
そんなことも感じた。

自分の足元を見つめるきっかけを与えてくれたり、
それまで理解していたことが一段深いレベルまで分かったりと、
非常に有益な本だった。


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2009/07
07
[ #543 ]

郵便局を訪ねて1万局 佐滝剛弘著

郵便局を訪ねて1万局―東へ西へ「郵ちゃん」が行く (光文社新書)郵便局を訪ねて1万局―東へ西へ「郵ちゃん」が行く (光文社新書)
(2007/06)
佐滝 剛弘

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全国にある郵便局の約半分、1万局に、
その郵便局がある土地の名物を盛り込んだ消印=風景印なるモノがあるそうだ。

例えば、日本一のにんにくの里、田子にある郵便局だと、
消印の形がにんにくの形になっていたりする。

で、この消印を押して貰うために、
全国にある1万もの郵便局を渡り歩いている人が書いた本。

最近の鉄道マニアを「鉄ちゃん」と呼ぶように、
こういった郵便局マニアを「郵ちゃん」という(らしい)。

「風景印を集める」ということに関しては、さほど興味を抱かなかったが、
全国津々浦々、いろいろな土地を訪れる筆者の姿を見て、
とにかくいろいろな場所に旅に出たくなった。

自分は全国の「岬」を訪れるのが好きだ。

岬の魅力は、
 1.海と山が同居する空間で、景色が美しい
 2.交通の便が悪いことが多く、ちょっとした軽い冒険気分に浸れる
 3.土地の先端まで行くことで、その地方を「制覇した感」を味わえる
ということ。

全国の岬をめぐり、写真を撮り、その土地のおいしいモノを食べ、
そんなことを本に出して印税生活できたらなぁ。

そんな空想の世界に浸りながら、本を読み終えた。



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2009/07
06
[ #536 ]

1173 @藤沢

藤沢駅南口。
歩いて5分程度のところにあるイタリア料理のお店。
(たぶん)オープンしてまだそんなに日がたっていない。

ゆっくり食事をする場所、というよりは、
美味しいおつまみとともに、飲むことを中心に楽しみたい方向け。

店内の内装は、コンクリートの打ちっぱなしで、
ちょっと高めのカウンターに高めの椅子。
黒とグレーと銀を中心とした、ちょこっとこじゃれた感じ。

どちらかと言うと、「こじゃれていない」自分は、
ちょっと引け目を感じてしまう雰囲気ではあるが、
(幸い自分が入った時間帯は)あまり混雑していなかったので、
何となくホッと一安心。

ラタトゥーユやイタリア風モツ煮込み、パスタなどを頼んだが、
野菜の味がはっきり出ていて、どれもおいしかった。

 ※ちなみに、写真はこの方のブログをご参照ください。
  すみません、勝手に拝借してしまいました。  

店員さんもキビキビと料理をしている感じだったし、
挨拶もハキハキとしていて、また清潔感もあって好印象。

最近はこの不景気ということもあり、
お金がなくてあまり外でお酒を飲むことが出来ないが、
ふところに余裕があったら、
「帰りがてらに軽く一杯」なんて感じで寄って帰りたくなるお店だった。

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2009/07
05
[ #542 ]

もったいない精神

今日、「BOOK OFF」で、本やCDを売った。
また、併設されている「HOUSE OFF」で、
使わなくなった家電なども売った。

これまで、中古品や古本を「買う」ことはあったが、
自分がこれまで使っていた品々を「売る」のは初めて。

何となく抵抗感があって、これまでは売ったことがなかったのだが、
「BOOK OFF」系列のお店では、
気軽に、そしてスピーディに売ることができるようなので、初挑戦。

いったい、いくらで売れるのか、
ほとんど期待もしていなかったが、
結果、まぁ、予想通り、まさに「二束三文」。

CDのアルバムで50円、文庫本は10円。
その他、リュックは100円など。

購入額と比べると、ほとんど微々たるものだったが、
売った後は、なんだか嬉しかった。

というのも、今回、売りに出したのは、
自宅にあっても絶対に使わないものだが、
道具としての価値はあるので、捨てるのは心苦しい品々。

引っ越しの度に、「もう絶対に使わないので捨てよう」と思いつつ、
最後には「まだ使えるのに」と、何度二の足を踏んだことか。

道具としての機能はまだ生きているのに、
ゴミとして捨てるのは抵抗感がある。

せっかく、道具としてある役割を担って作られたのだったら、
その役割を、寿命が尽きるまで全うして欲しい。
「もったいない」精神が旺盛な自分は、どうしてもそう思ってしまう。

それが、今回お店に売ったことで、
運良ければ、本当に欲しいと思う人の手元に届く可能性があり、
道具としての寿命を全うすることができるかもしれないのだ。

何だか、そう思うだけで、人助けをしたような感覚になるし、
世の中の役に立ったようにも思える。

去年らい、デパートを中心に、
使わなくなった品々の買い取りブームが起きているようだが、
案外、自分と同じように感じる人が多いのだろうか。

いつの間にか、「もったいない精神」が、
最先端の考え方の時代になったのかもしれない。


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2009/07
04
[ #541 ]

たちばな原酒

最近、暑くなってきて、いよいよビール本番の季節。
乾いたノドに、プハーッとビールを浴びる瞬間は、ゾクッとくるほど、爽快。
幸せな瞬間であります。

で、今回はビールの話をしたいのではなく、
とあるルートで手に入った焼酎。

たちばな原酒
たちばな原酒。

この暑い時期の夜に、
涼しくなった風を感じながら、焼酎をロックで頂くのも、
ビールと違った、ある種の爽快感があるものです。

普段は、お金がない分、安い焼酎中心ですが、
今日は、普段よりもずいぶん高そうな焼酎で一杯。

瓶は、なんとなく時代を感じさせる蝋紙で包まれていて、
蓋もコルクになっています。

ネットで調べてみると、どうやら720mlで3000円前後。
普段、自分が飲むのが、720mlで1000円前後なので約3倍。

まだまだ焼酎の味が分からない自分には、
何だかもったいない気分ですが、
「いい酒飲むのも人生の勉強」と、
よく分からない理由をつけて、ありがたく頂いています。

高級感があり、普段よりもチビチビ、大事に飲むからか、味が濃厚。
それでいて、強いアルコールをそこまで感じさせない飲みやすさ。

飲み過ぎないように、大事に大事に味わっていきたいと思います。
夏の夜の楽しみが、ひとつ、増えました。

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2009/07
03
[ #540 ]

遠い港 

遠い港 (角川文庫)遠い港 (角川文庫)
(1998/07)
北方 謙三

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1960年代初期。
高度成長の時代を日本がむかえる直前の、
小さな港町を舞台に、少年が大人へと一歩踏み出す瞬間を描いた小説。

自分は、この手の小説に、どうも惹かれる。

主人公の、少年から大人への過渡期に訪れる、
不安定でもあり、でも、希望にも満ちている心情。
妙に背伸びしたくなったり、でも、子供な面もあったり。
大人から見れば何でもない出来事が、一大事だったり。

時代は、まだ貧しさも残りつつ、
豊かさが段々と感じられるようになってきている。

そこに出てくる大人たちも、そして、主人公をとりまく友人たちも、
必死に、未来にむかって過ごしている。

こんな感じの小説だ。

筆頭に思い出すのが、井上靖の「しろばんば」シリーズ。
映画だと、「バーバー吉野」。

多少、時代や主人公の年齢は前後するが、
全体的には似たテーマの作品だ。

たぶん、主人公やその周りで起きることが、
自分の経験してきた「何か」に響くので、
妙に親近感を抱いたり、懐かしく思ったりと、
心の琴線に触れるのだろう。

もう「大人」になってしまった男性には、
分かってもらえるのではないだろうか・・・?


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2009/07
01
[ #539 ]

里山ビジネス 玉村豊男著

里山ビジネス (集英社新書)里山ビジネス (集英社新書)
(2008/06)
玉村 豊男

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山奥の、人通りが全くないところにレストランを開き、
大盛況の成功を収めている人が書いた本。

「里山ビジネス」というタイトルからは、
「こうすればあなたのビジネスは成功します」
という内容が書かれているように思ったが、
そうではなかった。

今、忘れられている里山とはどういうところなのか、
里山で暮らす人は何を感じ、何を考えているのか、
ということが主なメッセージになのだ。

そこには、都会の忙しい生活の中で忘れられている
人間にとって大切な何かが・・・・。

というと、ちょっと偽善っぽいというか、作られた感想というか、
そうなってしまう。

ただ、里山の中で、自分たちの手で食べるモノを作りながら、
また、マネーゲームでは感じにくい「何かを作る」という確かな感触を感じながら、
生きていくという生き方もあるんだなぁ、ということを思ったのは確か。

特に印象に残っているのは、

  何かを自分の手で作る、といことに喜びを
  感じる人(この本の中では『職人』と表現されている)は、
  働くということを、義務ではなく権利と感じるのだ

というくだり。

この考え方、見方は、別に農業に携わる人だけに言えることではなく、
サラリーマンの世界でも同じ。

自分が働くことによって発生する何らかの「価値」に対して、
純粋に喜びを感じることができる人にとって、
仕事は義務ではなく、権利になりうる。

そういう状態は、仕事が楽しい。

そして、そういう状態こそ、
当人のパフォーマンス最大限に発揮される状態なのだと思う。

翻って自分のことを思い起こしてみると・・・。

そう思えている時もあれば、思えていない時もある。
まだまだだ、自分は・・・。

自分が仕事を通じて生み出している「価値」。
もうちょっと、それについて、考えを深めてみよう。
きっと、何かが見つかるはずだ。


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